タブレットPOSのデファクトスタンダード

創業以来20年間のPOS機器問題について、とうとう解決する時が来ました。

それが、NECのモバイルPOSです。

当社は2015年に、このモバイルPOSをdPack次期バージョンであるd3の標準POSにすることを決めました。

今から20年前は専用のハードウェアに専用の無線通信プロトコルを使って、各メーカーはPOS本体やハンディターミナルを運用していました。メーカー独自の技術を使って実現されていたので、保守サービスもメーカーが行っていたのです。

2004年になってWindowsPOS標準が提唱されたり、linuxPOSが発売されるなど、パソコン技術による安価なPOSが市場に出回りました。しかし、ハードウェアそのものの耐久性が問われるので、大手メーカーの寡占を突き崩すことは出来ませんでした。

それが、大きく変化する時が来ました。2008年のiPhone発売、そして2010年のiPad発売です。

インターネットが常時接続になり、データがクラウドに保存できるようになりました。
そして、タッチパネル操作が耐久性を解決しました。機械部品であるボタンはとにかく故障が多い…これをタッチパネルにしたことですべてソフトウェアで解決できるようにしたのです。しかも、クラウド環境から設定を遠隔操作で変更できるようになりました。

2012年ごろからベンチャー企業がiPadPOSを相次いで発売、無償でPOSソフトウェアを配布する会社まで現れます。それでもiPadのような機器で本当にPOSが動くのだろうか…やはり保守が心配だという声はまだ聞こえていました。

そこで登場したのがNECモバイルPOSでした。サポート面でもNECブランドの安心感があります。

当社は、このNECのiPadPOSについて2013年から注目していました。


このサービスが2014年に国内で開始されてすぐに評価を開始、2015年に販売店契約を締結し、商品マスターや売上トランザクションなどのデータ交換を実現しました。

その後の数年間、毎月のようにアプリがバージョンアップしていくスピードを見ても、このPOS製品が業界標準になっていくのは時間の問題だと考えています。

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