仕入先から仕入れた商品(dPackでは材料といいます)は1種類であるのに、その分量や個数で2種類以上の商品としてPOSに登録して販売する場合があります。
例えば、店内で飲食する商品と、テイクアウトで持ち帰る商品がPOSにはそれぞれ登録されており、販売価格が異なっている場合に、そのどちらが売上計上されても同じ商品(材料)から在庫を引き落としたいというケースがあります。
ここでは、次のような例で設定してみましょう。
/ | 店内で提供する商品 | テイクアウトで提供する商品 | 在庫管理している商品(材料) |
---|---|---|---|
商品名 | JB-1100 | JB-900 | JB-900 |
販売価格 | ¥1,100 | ¥900 | ー |
部門 | ドリンク | テイクアウト | ー |
次の動画は、その例を使って各種マスタを設定する操作方法を説明しています。
ここからは、動画の画面を使って、作業内容を順を追って説明します。設定したいマスタ登録内容は以下のとおりです。
POS部門 | POS商品名 | dPack商品名 | dPack材料名 |
---|---|---|---|
ドリンク | JB-1000 | JB-1000 | JB-900(←ここを説明します) |
テイクアウト | JB-900 | JB-900 | JB-900 |
まず初めに、POSでJB-1100とJB-900を、異なる部門で登録します。
この情報は自動連携でdPackにコピーされています。
dPack商品のJB-900が販売された時には、Pack材料のJB-900の在庫を引き落とす設定がされていることを確認してみましょう。
「商品詳細」の「材料構成」タブを選択して、材料構成がどうなっているのか確認します。
商品JB-900と材料JB-900が1対1の関係で関連づいていることが確認できました。
さて、ここでやりたいことは商品JB-1100が販売された時にも、材料JB-900の在庫を引き落としたいわけですから、商品JB-1100に関連づいている「材料構成」を修正します。
まず、修正前の商品JB-1100の材料構成を確認してみると、材料JB-1100と関連づけられています。
「追加」ボタンを押して、材料JB-900を追加して、材料JB-1100を削除するように修正します。
JB-900の員数(いんずう)に1を入力してから、「保存」ボタンを押します。
これで、商品JB-1100が販売された時に、材料JB-900の在庫から引き落とされる設定は完了です。
POS部門 | POS商品名 | dPack商品名 | dPack材料名 |
---|---|---|---|
ドリンク | JB-1000 | JB-1000 | JB-900 |
テイクアウト | JB-900 | JB-900 | JB-900 |