dPackは、クラウドで店舗と本部をつなぐ業務システムです

dPackと書いて(でぃーぱっく)と読みます。

クラウドで店舗と本部をつなぐ業務システムです。

Ver.1では売上機能、発注納品機能、シフト機能、Ver.2では店舗日次損益、EDI、そして現在のVer.3では在庫管理機能を実装して、小売店にも多く採用されるようになりました。

最新バージョンのVer.3から、PCのブラウザだけでなく、iPadを店舗端末やPOSにされるケースに対応して、iOSのSafariで動作するように開発しています。

ここでは、dPackのすべてをスライドショーでご紹介します。

ここから、dPackの機能について詳細に説明します。

ブラウザであるSafariを使ってはいますが、端末認証機能で利用する端末を限定することができますので、例えば会社が許可した端末(スマホ、タブレット、パソコン)からしかログインできないようにコントロールできます。

1.端末認証

もし、その認証済みの端末を紛失した場合には、他の認証済み端末から利用停止を設定すれば、紛失した端末からログインができなくなり、情報漏洩を未然に防ぐことができます。

例えば、店長が自分のiPhoneを使ってdPackを利用したい場合には、ログイン画面から「利用申請」することができます。そして、本部のシステム担当者が承認すれば、すぐに「認証済み端末」となって利用開始することができます。

このように、dPackは店舗と本部をつなぐ業務システムとしてスタートします。

2.タッチパネル

iPadやiPhoneがもたらした大きな変化はタッチパネルです。画面をタッチして操作ができるというのはユーザーにとって操作性を飛躍的に良いものに変えてくれました。dPackはこの操作性を最大限に取り入れて、操作したいところをタッチする設計になっています。

ボタンを大きくタッチしやすくしているのもVer.3からの大きな変化です。

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dPackを開発した経緯

1997年。私たちが起業して間もない頃の年末。ある外食チェーン経営のお客様と出会いました。その頃はまだASPという言葉すらなく、サーバーはお客様に納品するのが当たり前の時代でした。

ところが、店舗数をどんどん増やして急成長する会社に、情報システム部門に人員を割くことは優先順位が低く、サーバーの保守はお客様には難しい状況でした。そこで、サーバーは私たちの事務所にマシンルームを作って置くことにしました。それがクラウドサービスの始まりでした。

外食産業用のパッケージシステムは少なく、POSは導入されているものの、売上データ(Sales)を分析する仕組みもまだまだ不足している状態でした。また、外食産業の店舗運営のポイントは食材(food)と人件費(labor)を管理することだと言われます。

そこで、その3つの情報を店舗と本部で情報共有できるようにしようというプロジェクトが始まりました。それがdPackです。

情報共有には、インターネットとWebブラウザーを使うことにしました。まだインターネット接続がモデムでダイアルアップ接続していた頃のお話です。その時から固定料金の光ファイバーが普及するのを見越していたから出来たことですが、今思えば当時の電話代は高かったんですよねえ。

Google Mapのような便利なものも無く、システム提案に向かう途中で道を間違えて30分も遅刻したことも…

インターネットサーバーが不安定な頃でしたから、予備機を2台構成で準備しておき、アクセスエラーが出たら携帯電話にメールが飛ぶ監視プログラムも自分たちで作りました。死活監視は当たり前で、当時から監視プログラムでデータベースに値を書き込むところまでチェックしていました。夜中に飛び起きたことを思い出します。

そんな数々の問題があったにもかかわらず、dPackの産みの苦しみをともに戦って頂いたお客様には、本当にとても感謝しています。そのdPackもVer.1が稼働して17年、Ver.2が稼働して11年になります。(2016年時点)

そして今年はiPadPOSと小売店対応も出来ました。

これからも、もっともっと進化して、すべてのお客様に御恩返ししたいと思います。