d3開発スタート!

開発コードネームはd3に決定。

昨年から市場調査を開始して2016年からdPackの新しいバージョンd3を開発スタートしました。 今までの業務ノウハウはそのままに、人と情報の新しいコミュニケーションを提案してまいります。

店舗の生きた情報と働く人たちをつなぐために、どこにいてもモバイル端末でつながって、時間軸(タイムライン)にあわせて売上、シフト、仕入などの様々な店舗情報を表示し、自動的に業務記録データが残っていくことで、本部に提出する営業日報へとつながっていく…。

そんなシステムを目指します。

dPackを開発した経緯

1997年。私たちが起業して間もない頃の年末。ある外食チェーン経営のお客様と出会いました。その頃はまだASPという言葉すらなく、サーバーはお客様に納品するのが当たり前の時代でした。

ところが、店舗数をどんどん増やして急成長する会社に、情報システム部門に人員を割くことは優先順位が低く、サーバーの保守はお客様には難しい状況でした。そこで、サーバーは私たちの事務所にマシンルームを作って置くことにしました。それがクラウドサービスの始まりでした。

外食産業用のパッケージシステムは少なく、POSは導入されているものの、売上データ(Sales)を分析する仕組みもまだまだ不足している状態でした。また、外食産業の店舗運営のポイントは食材(food)と人件費(labor)を管理することだと言われます。

そこで、その3つの情報を店舗と本部で情報共有できるようにしようというプロジェクトが始まりました。それがdPackです。

情報共有には、インターネットとWebブラウザーを使うことにしました。まだインターネット接続がモデムでダイアルアップ接続していた頃のお話です。その時から固定料金の光ファイバーが普及するのを見越していたから出来たことですが、今思えば当時の電話代は高かったんですよねえ。

Google Mapのような便利なものも無く、システム提案に向かう途中で道を間違えて30分も遅刻したことも…

インターネットサーバーが不安定な頃でしたから、予備機を2台構成で準備しておき、アクセスエラーが出たら携帯電話にメールが飛ぶ監視プログラムも自分たちで作りました。死活監視は当たり前で、当時から監視プログラムでデータベースに値を書き込むところまでチェックしていました。夜中に飛び起きたことを思い出します。

そんな数々の問題があったにもかかわらず、dPackの産みの苦しみをともに戦って頂いたお客様には、本当にとても感謝しています。そのdPackもVer.1が稼働して17年、Ver.2が稼働して11年になります。(2016年時点)

そして今年はiPadPOSと小売店対応も出来ました。

これからも、もっともっと進化して、すべてのお客様に御恩返ししたいと思います。

委託販売で委託先の在庫報告を入力することはできますか(開発中)

dPackでは、直営店だけでなく、委託販売の店舗とも情報共有ができ、その店舗からの在庫報告などを情報共有することができます。

委託店では、POSの導入はできないことが多いですが、在庫報告を定期的に行うことで売上数量を把握することができ、委託売上または委託販売手数料を計算することが可能です。

また、委託店への商品配送を委託店で入荷予定として表示し、納品時に納品入力することで、在庫の欠品を防ぐことも可能です。

(開発中の画面デザインと業務フロー)